メキシコ家庭料理がおいしくて。

うちの食糧庫メルカドが一時的に閉鎖した。

新鮮な野菜、くだもの、お肉、おいしいごはんやおやつが安く買えるとてもありがたい場所。そして、わたしのつたないスペイン語に付き合ってくれる先生がたくさんいる場所。

そんな貴重なメルカドに2週間前から行けなくなった。

 

メルカドで食材があまり手に入らなくなったから、というのは言い訳だけど、

週3回は持ち帰りのご飯を買っている。

毎日、集合住宅の敷地内にテントを張っただけのごはん屋さんが出て、Comida corridaというメキシコで一般的なお昼ごはんが食べられる。

スープ、ごはんかスパゲティ、メイン(煮込み料理など)、お豆の煮込み、フルーツ水のセットで50ペソ(約250円)。メインのお料理は5~6種類くらいのメキシコの家庭料理が並ぶ。いつも迷いに迷うが、今日は即決!大好きなポソレ(pozole)の日だった。

 

アステカ時代から食べられているというメキシコの伝統料理ポソレ。特別な日に食べたり、風邪をひいて力をつけたい時にも食べたりするそうだ。ジャイアントコーンのような大きなトウモロコシにごろごろお肉がたっぷり入った食べるスープのようなお料理。

こっくりとうまみたっぷりのスープに、豚肉か鶏肉が入っている。スープの上にはたっぷりレタスの千切りやラディッシュ、時々アボカドものせる。味に変化をつけたければ、リモンを入れて少しさわやかに。

ものすごくおいしい。今日は豚肉を選んだ。少しだけ脂身がのった豚肉とシャキシャキのお野菜、スープの相性がバツグン。つんつんメキシコ料理ランキング2位入賞。

 

メキシコに旅行に来た人が、タコスがおいしすぎてずーっとタコスばかり食べていたら、しまいに匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなってメキシコ料理が嫌いになった・・という話を聞く。

もったいなーい!!

メキシコには本当にたくさんの種類のお料理があって、とても食べやすいしクセになる。

 メキシコ旅行の際には、おすすめメキシコ料理をご案内します。なーんて。

 

メキシコも失業者が増えた・・・けれども。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、メキシコでもあっという間に失業者が増えた。

ご近所さんの中にも、失業中の人がたくさんいる。けれど、普段の明るさは全く変わらない。悲観する間もなく、すぐに自分たちで稼ぎ始めているのだ。

わたし、この行動力とたくましさに脱帽です。

くよくよ悩んでるより、さっさと動く。いつものわたしにガツンと言ってやりたい。

 

おとなりさんは、失業した後すぐにデザートを作って売り始めた。

わざわざ買いにくる人がいるくらいおいしい。

チーズケーキ、リモンのパイ、ゼリー、イチゴのケーキ、すべて一つ15ペソ(約70円)。わたしも一週間に一回は買っているが、おいしさにはまってしまった。

(メキシコはスイーツ天国!と友だちが言っていたが、本当にその通り。その話はまたいつか。)たぶん、けっこう儲けている。

 

メキシコはインフォーマルな働き方で生計を立てている人が多い。例えば、路上でいろんなものを売って生活している人。

ごはんや軽食、ジュース、野菜にくだもの、洋服、くつ、絵画、手作り家具まで!

なんだって路上で手に入る。

路上で靴磨きをする人、マッサージ屋さんもあるし、信号待ちでジャグリングをする人だっている。

 

洋服を売っているおいちゃんに聞いてみたら、一日に20ペソ(約100円)、行政の人(と言うてたけれど誰かは定かではない・・)にお金を払っているけれど、所得税は払っていないらしい。

このインフォーマルな働き方があるからできることだけれど、

周りには、失業後に自分たちでさっさと仕事を作って収入を得ている人がたくさんいる。

わたしからすればものすごくハードルの高いことだけれど、彼ら・彼女らからしてみたら、もっと気軽な感覚なんだろうと思う。

そして、日曜日はちゃんと休んで楽しんでいる。失業したからって働き詰めで、自分たちの時間を犠牲にしない。そんな人たちばかりではないけれど・・。

 

考えすぎないでさっさと動く。楽しむことを忘れない。これ、お隣さんから学んだことです。

  

余談ですが・・

メキシコで生活をしてみて感じたもう一つの大きなこと。

それは、やりたいことはどんどんやってみようと思えること。

人に話すと、

「それいいね!やったらいいよ。人を紹介するよ」とこんな感じで、すぐに話が進む。

わたしの場合、日本だとできない方向に意識が向いていってしまうのが、メキシコにいると真逆。

この違いはなんだろう。

まいど。らっしゃい。

仕事の帰りにひとり、一杯呑んで帰るのが好きだった。

もちろん夫や同僚、友だちと一緒も楽しい。

でも、一人で呑みに立ち寄るときには、何かから解放されるような自由を感じていた。

 

決まって同じ串カツ屋さんに行く。

のれんをくぐると、大将が“まいど。らっしゃい”と迎えてくれる。

いつも決まって頼むセットがあった。ビールに牛串3本、玉ねぎ、れんこん、

ししとうで1,000円ぽっきり。カリッと揚がった大将の串カツは本当に本当においしい。

二度付け厳禁の張り紙も懐かしい。

 

内弁慶外地蔵なわたしは、人と仲良くなるまで時間がかかる。でも、そのお店では不思議とリラックスして話ができて、何人かの常連さんと仲良くなった。

その中の一人に、とっても素敵な先生がいた。いつもお化粧ばっちりで太ももが見えるくらいの短いスカートが印象的。たばこを吸いながらカウンターの隅っこでゆっくりとお酒をのんでいる。いつの間にか話をするようになって、フリースクールの先生になりたいという話を聞いた。彼女のフラットな視点と面倒見の良さ、ふわっと感じるあったかさ。そして、こうあるべきに縛られていないんだろうなと思った。こんな先生、本当に素敵だなと思った。

他にもたくさん素敵な人に出会った。

 

大将もなかなかかっこいい。

ある日、お客さんの一人が上の彼女を嫌な感じでいじりだした。

わたしは何もできなかった。そこへ大将が「うちの大事なお客さん困らすんなら、さっさと帰って」とはっきり、きっぱり言った。ハラハラしながらも、心の中では拍手喝采。大将、すごいと思った。

 

今考えると、居心地よくいられる理由は大将なんだな。

ふと、さっき大将に電話をかけてみたけれど、つながらなかった。電話番号が変わっているし、まさかメキシコからかけるとも思ってないだろうな。

元気かな。

 

コロナウィルスの問題で、きっと自粛期間があるだろうけれど、続いていてほしい。

なかなか行くことはできないけれど、とても大切なお店です。

 

アトピー克服の意外な方法

アトピーとの付き合いはかれこれ30年。

今、症状がまったく出ずに2年が過ぎた。
いろいろ試した結果、
わたしには
ほぼ何もしないことが一番効果的だった。

子どもの頃は膝、肘など
まだ見えない部分に出ていた。
お風呂で掻きむしって、
泣きながら血まみれになったことも何度もある。

社会人になり、アトピーは顔全体に広がった。
当時、ステロイド離脱をやっており、
一気に噴出した感じだった。
ガサガサに皮がめくれて、重く腫れぼったい目。
見た目を気にする私には、
本当に辛い日々だった。
ちょっとしたことでしょっちゅう泣いていた。
気持ちが不安定だったと思う。

整体に通いからだを整え、
大好きなお酒もやめて、
野菜中心の母の手作りごはん。
ホメオパシーを始めたのもこの頃だった。

からだにとって、いいことばかりやっていたのに
治らない。だからこそ、余計辛かった。

ステロイドは大敵!と
頑なに使わないようにしていたが、
ある時から、ステロイドを塗って、
炎症のない顔で過ごす方が、
気持ちよく過ごせることに気づいた。

あんなに毛嫌いしていたステロイドを使うことを
自分に許した。

アトピーがひどい時、
自分の意識は顔に集中していて、
からだは空っぽ、熱っぽい顔だけで存在しているようだった。

けれど、ステロイドとともに
まぁまぁな気分で過ごす日が続くと、
それほど顔を意識しなくなり、
ちゃんとからだにも意識を向けられるようになった。

ステロイドはすごい薬だと思う。
緊急時、どうしても必要な時には頼っていいと
あんなに大きかった嫌悪はなくなった。

アトピーは出たり引っ込んだりを繰り返しながら、メキシコへきた2018年からアトピーは出てこない。
ビールも飲むし、脂っこいものも好きなのに。

理由はわからない。
でも、いまわかっていることは、
一日に一回、
石鹸(牛乳石鹸の無添加のん)で軽く洗って、
グリセリン水で保湿をするだけが、
わたしには一番いい。
特別なケアはまったくしない。
ただ超激安手作りグリセリン水で少し保湿する。
お化粧もしない。日焼け止めも塗らない。
それがわたしには肌にも気持ちにも
ストレスがなく心地いい。

アトピーを克服した!と思っていても、
また出てくるかもしれない。
でも、その時はその時で対処を考えたらいい、
と思っている。
そういえば、
今はアトピーがまた出たらどうしよう‥という
呪縛をすっかり忘れてしまっている。

よしよし。いい感じ。

ヨガ、瞑想をやっているのにイライラ、怒りんぼが解決されない問題

ヨガ歴約10年、瞑想歴約2年ほど。

ほぼ毎日「今、ここにあること」を トレーニングしている。

なのに、解決されないわたしの爆発的イライラと怒りんぼ。

 

でも最近思うことがある。

イライラ、怒りんぼでもいいんじゃないか。

 

ずーっとイライラと怒りの理由と解決策を探ってきた。

 

自己肯定感を上げたら解決できるかも、

自己否定をやめたい、

自分を好きになるには・・

あらゆる本を読み、一晩中ネット検索をしたこともある。

けれど、ある時から自己肯定感とか自己否定しないとか、

もう聞き飽きたー!状態になった。

 

とは言え、わかってきたことがある。

それは、イライラが爆発する時というのは

決まって私の中にいるないちゃんが刺激されるときなのだ。

いつからないちゃんと名付けられたのかはわからない。

由来は、自分はでき“ない”、かわいく“ない”と思い込んでいる“ない”ちゃん。

“ない”ちゃんは、とてもささいなことでも怒って爆発する。

 

例えば・・と思い出そうとしても思い出せない。

でも、こんなことがよく起こる。

 

つん父がいらんことを言う(つん父はいらんこと言うてるつもりない)

瞬間的にイライラして反論。うぎゃーーーー!

つん父「否定してないよ~」

イライラが続き、つん父攻撃しながら泣く。

つん父「もう疲れた~」と落ち込む。

しばらく後、落ち着き、今度はつん父に嫌われるのでは、と不安の波が来て謝る。

つん父「イライラしてもいいのよ~」

イライラぶつけて謝る、このサイクルってモラハラ夫と一緒やんか!と自己嫌悪。

 

と、面倒くさいことが起こっている。

 

さて、最近瞑想でひらめいた。

実は“ないちゃん”はわたしを一番大切にしてくれている小さいわたしだったのだ。

多分、“ないちゃん”が生まれたのは小学生低学年くらい。付き合いは長い。

 

だから今度、ないちゃんが発動したら

「わかったよ、ありがとう」と言おうと思っている。

瞬間的にできるかわからないけれど、これも実験。

 

つん父はこの仕組みをわかっている。

時々いらんこと言うけど、わたしのイライラに乗っからず、イライラさせといてくれる貴重な存在だ。

 

長々と何が言いたいのか。

実は自分の嫌いな一面というのは、自分を大切にしてくれている小さい自分なのかもしれない、ということ。

つんこちゃん予防接種に行く。メキシコの予防接種事情

つんこ4か月につき、予防接種に行った。

 

長い注射針を太ももに刺されて一瞬の間があった後、

つんこ、顔をしかめてギャン泣き。わたしもこの瞬間泣く。

看護師さんに体を押さえてって言われても、私も泣くからできません。

つん父は「だいじょうぶよ~」と笑ってる。

わたしも早くその域に行きたいよ・・。

 

メキシコは予防接種の定期接種(というのかしら)は

基本、誰でも無料で受けられる。

外国人旅行者がインフルエンザの予防接種を受けるとしても無料らしい。

先日、つんこは4種混合(ジフテリア、百日咳、ポリオ、インフルエンザB)

B型肝炎、肺炎球菌の接種を受けた。

ロタウイルスは切れているということで、時期をずらすか他の病院へ行くか

しなければならない。

すべて無料というのは本当にありがたい。

 

つん父曰く、予防接種をしておくほうが、

後々の医療費削減になるのでは、とのこと。

なるほど、そうかもね。

予防医学、公衆衛生という面では、メキシコは進んでいるのかもしれない。

 

そして、予防接種とは関係ないが、

メキシコにはホメオパシーを扱う薬局や病院も日本の比にならないほど多い。

総合病院のような大きなホメオパシー病院まである。

きょうみしんしん。行ってみたい。

習慣について、再考。

なんにち坊主だっただろう。

 

ブログ始める!と意気込んで始めたものの

いつもの坊主だ。

習慣にすることの難しさはしょっちゅう感じてる。

しょっちゅう坊主なわたし。

 

習慣にできないってことは、

本当はやりたくないから?

楽しくないから?

面倒くさいから?

まじめにコツコツできない性格だから?(いや、仕事ではそんなことないな)

努力が足りないから?

 

・・・といろいろ考えてた。

でも歯磨きは無意識くらいに習慣になっている。

朝ご飯を食べることだって習慣だ。

 

違いは何だろう。

歯磨きはしないと気持ち悪い。

朝ごはんは、もともと食べるのが好きな上に朝ごはんを準備することも好き。

おなかを満たせば気分もいい。

 

お。これはもしかして気持ちのよさや気分と関係しているのだろうか。

面倒くさいよりも、気持ちよさが勝つ。

考えて努力しなくても、気分の良いことは続けられるということか。

 

・・・とここまで考えたところで、

習慣にすることが目的ではないのかもしれない!と気づく。

気持ちの良いこと、気分がよくなることを続ける、

その結果、習慣になるということか。

 

習慣にしたい、というよりも

気持ちいいこと、自分を楽しませることを続けたい。

こっちだな。

 

ブログも見てもらえる人を増やすようにがんばっていったら

もっと楽しくなるかも。

 

ということで、ブログ再開しよう。