メキシコも失業者が増えた・・・けれども。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、メキシコでもあっという間に失業者が増えた。

ご近所さんの中にも、失業中の人がたくさんいる。けれど、普段の明るさは全く変わらない。悲観する間もなく、すぐに自分たちで稼ぎ始めているのだ。

わたし、この行動力とたくましさに脱帽です。

くよくよ悩んでるより、さっさと動く。いつものわたしにガツンと言ってやりたい。

 

おとなりさんは、失業した後すぐにデザートを作って売り始めた。

わざわざ買いにくる人がいるくらいおいしい。

チーズケーキ、リモンのパイ、ゼリー、イチゴのケーキ、すべて一つ15ペソ(約70円)。わたしも一週間に一回は買っているが、おいしさにはまってしまった。

(メキシコはスイーツ天国!と友だちが言っていたが、本当にその通り。その話はまたいつか。)たぶん、けっこう儲けている。

 

メキシコはインフォーマルな働き方で生計を立てている人が多い。例えば、路上でいろんなものを売って生活している人。

ごはんや軽食、ジュース、野菜にくだもの、洋服、くつ、絵画、手作り家具まで!

なんだって路上で手に入る。

路上で靴磨きをする人、マッサージ屋さんもあるし、信号待ちでジャグリングをする人だっている。

 

洋服を売っているおいちゃんに聞いてみたら、一日に20ペソ(約100円)、行政の人(と言うてたけれど誰かは定かではない・・)にお金を払っているけれど、所得税は払っていないらしい。

このインフォーマルな働き方があるからできることだけれど、

周りには、失業後に自分たちでさっさと仕事を作って収入を得ている人がたくさんいる。

わたしからすればものすごくハードルの高いことだけれど、彼ら・彼女らからしてみたら、もっと気軽な感覚なんだろうと思う。

そして、日曜日はちゃんと休んで楽しんでいる。失業したからって働き詰めで、自分たちの時間を犠牲にしない。そんな人たちばかりではないけれど・・。

 

考えすぎないでさっさと動く。楽しむことを忘れない。これ、お隣さんから学んだことです。

  

余談ですが・・

メキシコで生活をしてみて感じたもう一つの大きなこと。

それは、やりたいことはどんどんやってみようと思えること。

人に話すと、

「それいいね!やったらいいよ。人を紹介するよ」とこんな感じで、すぐに話が進む。

わたしの場合、日本だとできない方向に意識が向いていってしまうのが、メキシコにいると真逆。

この違いはなんだろう。