つれあいとメキシコ料理
メキシコ料理が大好きになったのは、つれあいであるつん父がつくるメキシコ料理がきっかけだ。
つん父がつくる料理の中でわたしはカルニータスが大の好物。
味付けしたラードで豚肉をコトコト煮込む。
表面はこんがり、中はジューシーで肉汁がじゅわっっ。
ラードで煮る、と聞くと油っこそうと思っていたが、そうでもない。オレンジ果汁も入れて煮込むので、割とさっぱりしているのかもしれない。
タコス屋さんでよく食べられる料理だ。
玉ねぎ、シラントロ(香菜)を好みの量のせて、リモン、サルサをかけて食べる。こちらでもよく食べるが、なかなかジューシーなカルニータスに出会えてない。
彼は8年前からメキシコ料理を学びはじめた。メキシコのレストランでの修業や料理学校での勉強のため、メキシコ滞在歴はわたしより随分長い。今ではメキシコ人も知らない伝統菓子や料理法などを知っていて、こっちの人に感心されている。
メキシコ料理を作るとき、メルカド(市場)で材料を買っているとき、いつもルンルンしている。そんなつれあいを見るのが好きだ。わたしまでうれしくなる。
それにおいしいメキシコ料理食べられるしね。ニヒ。
3年前つれあいは日本に帰ってから、メキシコで学んだ料理を、日本での仕事に活かす予定だった。ところが、わたしがメキシコ生活を始めるなら今だ!と私も長く勤めた仕事を辞め、生活拠点を移すことになった。メキシコが大好きな人なので、楽しく生活をしているが、日本にいる時よりもメキシコ料理の活動の場が少なくなしまったこと、ちょっと申し訳なく思っている。勉強を続けるにはもちろんいいけどね。
わたしはつれあいのつくったメキシコ料理をたくさんの人に食べてもらいたい。
自粛生活が終わり、また人との関わりが持てるようになったら何ができるかと妄想中。
朝ごはん会やお料理教室も再開したいなぁ。