出産のこと 〜帝王切開〜

2019年12月21日 午後2時半 手術室へ。
本当は私一人で入らないといけないんだけど、
言葉の不安もあり、夫に付き添ってもらった。

横寝になって背中を丸め、脊髄に麻酔。
緊張で体がかたまるのを感じながら、
できるだけ長く息を吐くことを意識した。
一人やったらより緊張していたと思う。
目の前に夫がいてくれて、本当に良かった。

じわーっと下半身に温かい感覚があって、
その時には、すでに麻酔の注射の痛さも感じない。
あー。始まるんだなーと思った。

どのくらい経ってからだろう。
胃のあたりを看護師さんがすごい力で押している。
その力の強さに苦しくなって、
頭を左右に揺らしながら苦しさを紛らしていたように思う。
多分、意識もボーっとしていたのだろう。
麻酔の先生がわたしの肩に手を置いて
大丈夫、大丈夫と落ち着かせてくれていた。

意識が朦朧としながらも、
もうすぐつんこが出てくるのはわかった。

大きく2、3回泣いた声が聞こえて、
安心して涙が出る。
その後、夫がつんこを抱っこして、
私の顔に近づけてくれた。

真っ赤な顔でまんまる顔のつんこちゃん。

あー無事でよかったー。

その後が大変だったらしい。
出血量が多くて、後処置に長く時間がかかった。

産まれたてのつんこと夫と2人、
手術室の外の待ち合いで、
手術が終わるのを待ってくれていた。

つんこも一緒に??産まれたてなのに??
後で聞いてびっくり。

一応(?)無事に終わり病室へ移動。

私の知らない間にガーゼ事件があり、
長時間かかる後処置に
夫はかなり心配していたらしい。

何はともあれ無事でほんとによかった。