メキシコごはん わらじ Huarache わらじ
治安が悪いと有名なまちなのに住むことに決めた理由の一つ。
近所にあるものすごくおいしいワラチェ屋さんに出会ってしまったから。
そこで食事をしている時、つん父にわたしここに住む!と本気で言った。
いやー。いくら食いしん坊でも、それで決めていいの?とつん父びっくり。
けれど、それくらいおいしくて、お店の人も周りの雰囲気も良い。
いいところに違いない!と確信しながらご飯を食べた。
ワラチェとはスペイン語でぞうり、わらじの意味だ。
ワラチェとわらじ。響きが似ている。
意味の通り、ぞうりの形をした食べ物。
少しぶ厚めのトウモロコシの生地を揚げて、その上にドドンとお肉やたっぷりチーズをのせる。お好みで玉ねぎ、パクチー、サルサをかけて召し上がれ、の食べ物。
わたしが大好きなのは、牛のcostilla コスティージャというあばら付近のお肉をのせたワラチェ。脂がほど良くのっていて、いい感じの噛み応えがあるお肉。
めちゃくちゃ柔らかいお肉は、ワラチェには合わないと思う。
そういえば、日本で売っているような、口の中で溶けてしまいそうな柔らかいお肉を見たことがない。食べ応え十分なしっかりした身のお肉が多いな。それで嫌な硬さはない。
お肉屋さんによるんでしょうけどね。
ワラチェの生地の中には、お豆のペーストが挟んである。栄養価もものすごく高い。
ここ最近はメキシコでも、お店で食事ができずに持ち帰りのみのサービスなので、熱々のワラチェを食べることが今はできない。さみしい。
ワラチェとビール。最高の組み合わせ。もう結婚してしまえー!